表情豊かに [おしごと(そのほか)]
昨日、笠岡では初雪が降ったらしい。
どうりで寒いはずだ。
今日は笠岡で、
高校生を相手にちょっとした先生をした。
『聞き書き』に取り組む彼らの、成果発表会に向けてのお手伝い。
大事なのはスキルじゃなく、伝えようというキモチ。
君たちに貴重なお話をしてくれた人に、今度は自分たちがなって。
その人の人生を語ってあげるんだよ。
そんな話をしながら
あらためて
想いを届けるということについて考えた。
気持ちが伴っていれば、
自然と表情に表れる。
顔の表情が豊かであれば、声の表情も豊かになる。
それが、相手の心に響く手助けをする。
でも
案外今の若者たちは表情がない。
いや、若者に限らずか?
ワークショップに臨む姿勢を見ていると、
けっして
お話を聞いた方に、
その方の語ってくれた人生に、心が動いていないとは思えなかった。
なのにそれを表現できないなんてもったいない。
もちろん緊張もあったんだろうけれど。
日頃から、しっかり笑って。
顔の筋肉をほぐしてあげよう。
そしてなるべく、明るい表情と声で過ごそう。
そんな小さな積み重ねは
きっといつの日か、君たちの役に立つ。
上手く説明できなかったかもしれないけど
どうかこの想いが、ほんのひとかけらでも彼らの胸に響いていますように。