臓器提供 [ココロもよう]
明日から10月。
届いていた保険証を開封すると、
「臓器提供意思表示欄」なるものがあって
思いがけず怯み。
しばらく眺めたあと、とりあえずそのままお財布に仕舞いこんでしまった。
臓器提供。
突然投げかけられると
するともしないとも、まだ、なんの覚悟もない自分がちょっと情けない。
完璧です [日常]
ポストに宅急便の連絡票が入ってて、電話をかけた。
『お電話ありがとうございます、○○宅急便コールセンターでございます』
自動音声案内に聞こえて
伝票番号入力しろ、とかの指示を待って黙っていたら
『・・・もしもし?』
って
うわっ、その場でしゃべってた!!!
びっくりした~(汗)
生身の息遣いを感じさせない、あまりに完璧な”案内口調”だった・・・(笑)
憧憬 [ココロもよう]
砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠してるから。
王子さまの寝顔にぐっとくるのは、王子が花にまっすぐだから。
花の姿が、この子の中で、眠っててもランプの炎みたくキラキラしてるから。
大事な何かを胸の奥に抱いている人は強い。
そしてとても脆くて、美しい。
憧れ止まぬその人の心を捉えて放さない見も知らぬ人にも
いつしか憧れている自分に、気づいてしまったんだ。
私って^^;
お彼岸花火 [日常]
朗読教室中に聴こえてきた
どーん、どーん、と響く音。
もしかして・・・?
生徒さんと一緒にコルマールの表に出てみると、やっぱり!
遠~くにあがる打ち上げ花火。
小さいけれど、それは綺麗で。
「どこだろうね~こんな時期めずらしいね」って言いながら
純粋な嬉しさで
肌寒さに震えながらも、しばらく見とれていた。
そういえば
打ち上げ花火はもともと供養のためのものって聞いたことがあるような?
秋分 [ぽつり]
昨日の夜が急に寒かったと思ったら
今朝もひんやり。
爽やかな風に混じって、どこかでツクツクボウシが鳴いていた。
「まだ居たんだ・・・」って口に出したと同時に
強烈な違和感を覚え。
自分の身体と心、感覚はもう
しっかり【秋】の直中に住んでいると気づいた。 いつのまにか。
いつも僕は君を待っています [休日さんぽ]
昨日の夜は
総社市の「きび工房 結」で、
井上陽水を歌い続けている『ザ 十二ヶ郷・陽水』さんの
【いつも僕は君を待っています・・・】と題した
こじんまりアットホームな
フォト&弾き語りコンサート。
そういえば私たちはいつだって
誰かや、何かを
心のどこかでは静かに待っているような気がする。
肩の凝らないゆ~るい雰囲気で、ゆっくり歌の世界に浸る。
たまにはこんな時間もいい。
上西竜二絵画展 @Z [休日さんぽ]
岡山市南区浜野の『CAFE×ATERIER Z』。
奥のギャラリーで
色とりどりの水彩画がお出迎え。
研ぎ澄まされてピンと張り詰めた気配の油絵に対し、
水彩画はまるい。
やっぱり驚くほど繊細で
凛としたたたずまいには違いないけれど、
1点1点に目をこらすと
それはどれもやわらかで、愛らしい。 くすぐったいような感覚だった。
やさしいまなざし。
きっと追いつけはしないけど、この人の中を覗いてみたい。
※すべて、本人許可のもと撮影